1860年以来引き継がれる企業家精神
1860年
エドモン・ド・アラヤによる創業
メゾンは、彼方から響いてくるような名を冠し、先見性に富んだ独特の歴史を有します。アラヤ創業以来、根を下ろしているアイ村に合わせて付けられたかのような名前は、全くの偶然の産物でした。好奇心の強く果敢なエドモン・ド・アラヤは、常に味わいを追求し続けていました。メゾン アラヤは、創業者が吹き込んだ冒険心と傑出したエスプリを継承し続けています。
1865年
「ドライシャンパーニュ」のリリース
ドライなスタイルを導入したパイオニア的存在のアラヤは、1865年に「ドライ シャンパーニュ」(ドザージュ21 g/Lのみ)をリリースします。当時150 g/L以上がフランスの伝統的なドザージュであったのに対し、ピュアな味わいを生み出すための思い切った決断でした。
1882年
「グラン・マーキー」組合の設立メンバーとなる
メゾン創業時より重要な役割を果たしてきた若手メゾンは、1882年には現在のシャンパーニュメゾン組合の前身であるグラン・マーキー組合の設立メンバーとなります。
1908年
王室御用達の認定 ロイヤル・ワラント を獲得
フランスに続き、メゾンの規模はイギリスで拡大を続けます。エドワード7世の戴冠式後の1908年に王室御用達の認定を受けるとそれを皮切りに、エドモンの弟フェルナンが現在まで続くブランドの名声を築き上げていきました。
1920年
黄金時代
メゾンは、百万本ものボトルを生産し、当時の名門メゾンとしてメゾン アヤラを位置づける1920年の黄金時代を迎えます。戦後のこの時期、同業会を組織し、アペラシオンの発展に貢献したシャンパーニュの重要人物、ルネ・シャイユーとジャン=ミシェル・デュスリエという名士がメゾンの運営を行います。
2005年
ボランジェグループの一員になる
アイの眠れる美しさに気品をもたらすために。2007年の新しい醸造所の建設により、メゾンは高品質を目指すシャンパーニュ アヤラのワインに見合う近代的な醸造施設を備えます。メゾンの海外進出は再び成功を納めます。
2012年
ダイナミックな若返り
2012年に、フランス国内外でのシャンパーニュ アヤラの発展を推進する任務を担ったアドリアン・ムフラールがディレクターに就任します。アヤラのワインスタイルは、シャルドネ種に象徴されます。ブランドのアイデンティティは、メゾンの歴史的コードからインスピレーションを受けた新ラベル作成と共に、根底から再考されました。ぶどう畑とセラーに行った多くの投資は、成功を収めました。
現在
本質を引き出す
メゾンは、10年来、キュヴェの個性と品質を向上させると同時に、シャルドネのピュアさの表現、クリュの独特な多様性、オートクチュールなブレンド、リザーヴワイン、控えめのドザージュといったアヤラのスタイルを形成する柱を強化するために、精度の高い取り組みを行っています。